寝るときに枕にしたとか、つまづいて生爪をはがしたとか、五箇山豆腐の堅さを伝える例え話は多くあります。 かつて、文明から隔絶し秘境と呼ばれた五箇山の、ズシリと重い堅豆腐です。 この堅さは、大豆の栄養がぎゅっと詰まった証拠です。 1,000mの裏山に湧く常温でも腐らない伏流水、富山の大豆の旨味をひきだす無味無臭のにがり。 もちろん、香料や保存料など一切混ぜない、遠い記憶に残る昔ながらの素朴な味です。 刺身や冷奴、煮物に、田楽にと多彩に楽しめ、揚げたときのやわらかさも絶品です。