どうする家康。手軽に反応みれるのがツイッター。
つまらないと感じてる人達と面白いと感じてる人達の闘いが
「どうする家康反省会」というタグで見れます。
今回は、つまらないと感じてる人達の主張を見て行きましょう。
脚本家 古沢良太のシナリオがつまらない
古沢良太氏の作品を1本だけみたことがあります。
キサラギ。その予告編。鎌倉殿の小栗旬が主役してます。
古沢氏の手法
・登場人物にDEEPな設定と時系列的な伏線をあらかじめ仕込んでいる
・視聴者に「ええ?それどういうこと?」という謎を抱かせて惹きつける
・人物達の謎や時系列的アヤの伏線を徐々に回収
・謎解きからの怒涛のエンディングで爽快感やホッコリ感を出す
そういう「型」をキサラギで感じました。
史実が足を引っ張っている
何もない所から、自由な発想でシナリオを組み立てる。
何の制限もない所から作り上げていく。
そういうクリエーター的脚本家。
東京プリンの牧野さんが闘病中ブログに呟いたことがあります。

20年ぶりにゲームしてんねんけど、全然おもんないわ・・
作詞を生業にしていた人で自身も歌手で音楽クリエーター。
ゲームのクリエーターが作った枠の中で遊ばされてる感があったのでしょう。
史実と言う「枠」の中で脚本を組み立てていかねばならない古沢氏。
しかも、2時間映画のショート物ではなく、1年48回×45分のロングランコンテンツ。
そして、「史実」という揺るぎのない事実にそってのシナリオの組み立て。
アウェーなステージでの挑戦ということになります。
中世の日本の歴史は、歴史のエアポケットといいますか
相対的に詳しい人の人口が少ない気がします。
小栗旬演じた北条義時も 開始時は「誰?」。
家康公は誰でも知ってるし、みんなそこそこ詳しい。
脚本家としては「やりにくい」背景はありますね。
まさに足枷ハメられてシナリオたてなきゃならい。
今は初期設定の段階
・登場人物
・時系列
これの初期設定の段階だと思われます。
ここに、足枷である「史実」や登場人物の多さなどの要素が絡み
視聴者にわかりづらい展開になってるのかもしれません。
視聴者を離脱させないための処置としての
・信長公のBL、パワーワード
・子供にもわかりやすい松潤の単調な喜怒哀楽
・現代コント風な掛け合い
があるのかもしれません。
・史実が足枷
・今は初期設定の段階
ジャニタレ松潤への先入観
大河と言えば、
・すでにキャリア実績がある(里見浩太朗・竹中直人)
・履歴は俳優1本で力のある若手(若き日の中井貴一・渡辺謙)
どちらかが主役になります。
そこにマルチに活躍しバラエティー番組で、おどけた所作をし
女の子にキャーキャー言われてた緩くてチャラいイメージの芸能人が入ってきた。
そういう違和感が鼻に突くのだと思います。
神聖なコンテンツに、違う属性のコンテンツが入ってきた違和感を
大河ファンは感じてるのだと思います。
・属性俳優で実績と力のある人にしてほしい
・俳優ではなくタレントが主役の違和感
前作の鎌倉殿ロス
前作の鎌倉殿ロスト症候群がまだ冷めやらぬ時期というのもあります。
1年間通して、それぞれのキャラに愛着を感じ、実績がありその実力を
いかんなく発揮した三谷さんの脚本。
そして、それぞれに愛着のあったキャラとの別れ。
中学のクラス替えの時と同じような感覚ですね。
「前のクラス(鎌倉殿)は先生(三谷氏)も友達(俳優陣)も最高だったのに・・
んだよ・・このクラス(どうする家康)・・なんか合わねえ・・」
休み時間に前のクラスで親しかった奴の所へ行き暇をつぶす。
そんなやるせなさを、つまらないと思ってる人達はかんじてるのでしょう。
前作が好きで好きでたまらない程、ギャップ効果で受け入れるのが
困難になる心理的作用が働いてると思います。
馬も景色もCGで萎える、ショボい
・雄大な景色と音楽
・躍動感あふれる実際の馬
これを魅せられてる大河ファンにとって、どうする家康の
は本編の内容を見る気にさせない事象になります。
玄関で表札(ホリエモン)見て、「俺コイツ嫌いなんだよね」で入って来ない。
内容観る前に去ってしまう非常にもったいない案件ではあります。
推測的な理由としては
・松潤が馬に乗れないから?
・製作費が足りないのか?
あたりですが、実際の所は昨今のTVをつまらなくしている「規制」が
絡んでいるようです。動物愛護団体の影がある模様。
「馬にあんな無理な動きをさせてる」
「馬をわざと転倒させとるやないか」
「んまーっつ!なんてことっつ!」
「許せない!やめろ!」
あと、場所の確保の問題であるとか、信玄政宗時代に出来ていた
表現が出来ない現実が多く絡みCGになった背景があるようです。
NHKの方針として信玄政宗時代見てた顧客は今後10年20年でいなくなる。
これからの顧客に受け入れられる番組を作っていこうという意図も感じます。
去年の紅白のメンバー編成にもその匂いがしますね。
本物の馬や場所の確保は経費がかかりますし、時代の流れで自然
それを求めない、知らない世代の比率が今後おおきくなっていきますから
もう信玄政宗ような大河は見る事ができなくなるのかもしれません。
若い世代はゲーム世代でCGにも違和感がなく、リアルを見たことが無いので
製作費かけなくても満足してくれる時代になってくのでNHkとしては
美味しいとおもってるかもしれませんね。
あと、時代考証の人のアドバイスや意見が制作サイドに反映されない
側面もあるようで、細かな描写を求める歴オタ達のバッシングが過熱してます。
松潤と緒方直人の類似点
今の松潤の評価と、信長KING OF ZIPANGの緒方直人が被ります。
緒方直人が信長役。
当時、前段階や初期放送ではかなりのバッシングされていました。
「緒方直人が信長?嘘やろ」
「あんなナヨナヨ系が信長公すんのかよ」
「親の7光だろ」
見た目の雰囲気と、直前に出演した現代ドラマの印象が残っており、
見る気しない等の意見が大半でした。
しかし、回を重ねるにつれて批判は徐々に納まり
・最高視聴率33%
松潤の今の背景や評価が当時の緒方直人の状況によく似ています。
侮れないかもしれません。
優れたカモフラージュ処理。?
気が付かずぶつかりそうです?— マサミ (@masami777777) April 1, 2023
まとめ
・脚本家古沢氏にはアウェーなステージ
・松潤のイメージや先入観
・抜けきらぬ鎌倉殿ロスとの対比
・CGやっつけ仕事で見る気失せる
・緒方直人の信長の時と被る
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